十五話 スツールを作る②
前回はスツールの脚部の製作についてお話ししましたが、今日は続きですね。
早速始めましょう!
作った脚をつなげる部材ですが、
このような加工を施します。今回ノコギリで切ってますので、手間はそれなりにかかりました。
そして前回脚に掘った穴に入るようにするのが大事です。それもただ入るだけでなく、適度にきつくしないと、接着剤を使っても長い年月が経つと離れてしまう可能性があります。きつすぎず、ゆるすぎずというのが難しいところですね。
そして下の写真は先ほどの加工前の写真です。イメージとしてはこんな感じになるわけですが、このまま脚を組んでも完成はしません。ここでもう一つ重要な加工をします。
次は先ほどの脚と脚をつなげる部材を下の写真のように加工します。
写真奥の回転している刃を手前に引くことで、写真手前の材料を切り欠いでいきます。
そしてできたものがこちら。
ようやく脚の材料が用意できましたね。あとはこれをかんなで削って表面を仕上げます。写真はありませんが…。
それではこれで組んでいけるのか。いや、もう少し加工しましょう。
今回はこのような丸みを帯びたかんなで曲線を作っていきます。
脚の外側に向く面を丸く削りました。
細かいことではありますが、完成したときにこういう部分が『差』になって表れるので実は欠かせないのです。
これで部材は揃ったので組んでいきます。
長く使えるものにするためにボンドをしっかり入れるのが大事。
これをサンドペーパーで綺麗に仕上げます。そしてそれをさらに組むわけですが、それはもう少し後の話です。
今日のところはここまで。
わかりにくい説明かもしれませんが、読んでいただいてありがとうございます。次回は座面の製作の様子を紹介していきたいと思います。
それでは。