十三話 お値段以上!あの家具屋さんと自作の家具に思うこと
”街の家具屋さんがどんどん閉店に追い込まれている”
そんな記事をネットで見ました。
一番大きな理由は『お値段以上~』でお馴染みのニトリ。
安く、本当にお値段以上の品質を提供する素晴らしいお店なんですが、当ブログはそのニトリのいいところを紹介するはずがありません。
ニトリは雲の上の存在ですが、決して味方ではないですからね。
記事の中で先ほどの街の家具屋さんの件は、婚礼家具の需要の低下によるところも大きいと書いてありました。もちろん、この時代に婚礼家具をもって嫁にいく人はほとんどいませんよね。うちでもそういったものは作ってません。
しかし、日常生活で使う家具や小物までもニトリで安く揃うと来たら街の家具屋さんは厳しいですよね。
そんな家具業界ではやはりニトリがシェアを占め、お家騒動の大塚家具、無印、ナフコなどが続いているようです。私のように細々とやっている者はこのシェアの『その他』にも入ってないでしょう。
さて、ニトリのいいところですが、商品の企画~仕入れ、生産、プロモーション、販売、発送まですべて自社グループで行っているので低価格を実現できているところです。そのうえ、値段の割にクオリティが高い…。そして豊富な品揃えですね。
実は私もよく利用するのですが、キッチン関係や風呂回り、布団など本当に重宝しています。布団は軽くて暖かいし、マットレスもしっかりしていて寝心地もいい。食器はほとんどニトリで揃えたくらいです。品ぞろえの多さもですし、生活の細かいところまで行き届いていて、30年以上増収増益というのも納得です。
まるで回し者のように絶賛してしまいました…。
でも何にしてもいいところばかりではないですよね?
ニトリは本当にいいものを揃えてますが、一つだけ言いたいことがあります。家具についてです。
これだけ絶賛するわけですから、もちろんニトリの家具も購入したことがあります。私個人の感想ではありますが、『お値段通りだな』と思いました。買ったのはTV台で、値段は4000円くらいだったと思います。̚形にはなってますが、仕上げが雑で̚カドは尖ってますし、グラグラするし、まぁこんなもんか、という感じでした。これで何年もつかなぁと考えていたら3年で変える羽目に…。
いつの間にか家具は使い捨てになってしまったようです。
ちょっと悲しいですね。
そこから自分が作る家具はもっと細かいところに気を配ろう、何十年単位で長く使ってもらえるものを作ろうと決めました。ただお値段はそこそこになってしまうのですが。
長々と語ってしまいましたが、なんといってもニトリはいいお店。
家具に関する満足度では負けないつもりで、これからも頑張ろうと思ったところです。
それでは。