人×家具−ヒトカグ−

30代に突入した家具の作り手、maruzoが家具の魅力やインテリアコーディネート、新作紹介、時にDIYを紹介、考察していく(予定の)ブログです!PC、WEB、ブログすべて素人ですので温かい目で見てやってください。

二話 ホームセンターの家具は木じゃない⁉家具に使う無垢材の話①

二話目にしてお久しぶりです!

仕事が忙しいとなかなか書けないものですね。まずは続けることをがむばってみます。

 

さて今日は題名の通り、家具に使う無垢材の話をしてみます。題名にある、「ホームっセンターの家具は木じゃない⁉」についてもお話します。よかったら読んでみてください!

 

無垢材って?

そもそも無垢材とは、「丸太から切り出した木材」のことです。誰しもが思い浮かべる木そのものだと思っていいです。無垢材には湿度に合わせて湿気を吸ったり吐いたりする調質効果や断熱効果、紫外線による経年変化で美しさが増すなどいいところがいっぱいです。

 

もちろん悪いところも…。

湿気を吸ったり吐いたりを長年繰り返すと割れやヒビ、反りがでることがあります。強度には影響がない場合が多いですが、見た目は悪いですね。反りに関しては引き出し等の作動に影響が出るかもしれません。冷房、ヒーター、扇風機、日光が直接当たらないように気をつけるのが大切です。

 

そんな悪いところもある無垢材ですが、やはり合板には出せない温かみや肌触り、いいものを所持している優越感もあるかもしれませんね!

 

無垢材以外にもいろんな材料が!

無垢材については書きましたが、もちろん他にもさまざまな材料があります。簡単に分けると、ベニヤ板などの「合板」、無垢材を接着剤ではぎ合わせた「集成材」があります。

 

集成材は無垢材を接着剤はぎ合わせてできるもので、小さな部材でも無駄なく使うことができ、とてもエコな材料です。無垢材よりも反りや割れが少なく、品質が安しています。ただし、無垢材に比べ寿命が短いといわれます。それは使ってある接着剤の寿命によるところが大きい、ということです。

 

合板のメリットはやはり安さと見た目のバリエーションの多さだと思います。他にも、ベニヤ板に木目をプリントした「プリント合板」、ベニヤ板に特殊な塗装をした「ポリ合板」、無垢材をスライスしたものを張り付けた「突板(つきいた)」などさまざまな場面に対応できる素材の種類の多さもあります。しかし、無垢材なら経年でより色濃く美しくなりますが、こちらは逆で、買ったときから経年劣化が始まり色落ちしていきます。

 

ホームセンターの家具は木じゃない⁉

題にも書いたやつですね。結論から言うと、集成材が使われていれば…木です。こんな題を書いておいてすみません…。しかし集成材の家具はごくわずか。無垢材が使われていることはないです。安さがウリで見た目が木目の「プリント合板」の場合がほとんどです。「無垢材の家具がホームセンターで安く買える」ということはないに等しいです。

最近大手ハウスメーカーなどでも同じことが多くなっています。障子が木製ではなくアルミだったり、扉がプリント合板だったりだったりしてます。すべてはコスト削減や品質の安定が目的であると思います。やはり木は高いですから。

 

 

 

終わりに

二話では材料について語らせてもらいました。説明文みたいで文才の乏しさを痛感してますが、今後もお付き合いください!

まだ商品紹介は全くしてないですが、「ちょっと値が張っても無垢材がいい!」と言ってもらえるように、魅力を発信していきます!